ホーム ->活動内容 ->「もくれんの家」会報 第5号


もくれんの家 会報
NPO法人「共に生きる国際交流と福祉の家」(代表 八木ヶ谷妙子)
東京都杉並区阿佐谷北5−27−11 TEL(FAX) 03−3336−5367

E-mail:qqmn9ez9@coffee.ocn.ne.jp

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もくれんの家

会報

●第1号
(2005年1月)


●第2号
(2005年10月)

●第3号
(2006年1月)


●第4号
(2006年4月)

●第5号
(2006年6月)

●第6号
(2006年11月)

●第7号
(2007年1月)

  ●第8号
(2007年3月)

●第9号
(2007年7月)

  ●第10号
(2007年9月)

  ●第11号
(2008年1月)

  ●第12号
(2008年4月)

  ●第13号
(2008年7月)

  ●第14号
(2008年10月)

●第15号
(2009年1月)

  ●第16号
(2009年4月)

  ●第17号
(2009年7月)

  ●第18号
(2009年10月)

  ●第19号
(2010年1月)

  ●第20号
(2010年4月)

  ●第21号
(2010年7月)

  ●第22号
(2010年10月)

  ●第23号
(2011年1月)

  ●第24号
(2011年4月)

  ●第25号
(2011年7月)

  ●第26号
(2011年10月)

 ●第27号
(2012年1月)

 ●第28号
(2012年4月)

第5号(2006年6月)
●5月21日 もくれんの家 2006年度総会 (第4回総会)を開催

 5月21日(日)、「もくれんの家」は2006年度総会(第4回総会)を開催しました。
 当日は13人の会員が出席し、11人の会員の委任状と合わせて総会は成立、会員の片寄忍(かたよせしのぶ)さんの司会で議事を進行しました。内容は、
 @05年度の事業・活動報告
 A決算報告
 B役員・会員に関する報告
 C06年度事業・活動計画
 D06年度予算
――について活発な意見をいただき、承認されました。以下、簡単にご報告します。
 まず、05年度の事業・活動報告では、国際交流活動が趣向をこらし新しい試みがおこなわれ、輪が広がっていること。移送サービスについては、前年度を倍する実績と、区の協働事業の認定を受けるにいたった経緯が報告され、「もくれんの家」の大きな柱として育っていることが確認されました。そして、支援を必要とする高齢者や障がい者のために、よりいっそう「安心できて使いやすいサービス」が必要という意見が出されました。 決算報告では、借入金の返済がおこなわれていないことが指摘されました。収益事業に着手できていないのも現状です。
 今年度の事業計画・予算については、まず会員の拡大に取り組むことが基本であり、そのための努力の一環としてホームページや『会報』を充実させることなどが確認されました。
 国際交流活動のさらなる充実・発展が大きなテーマであり、この間、交流と連帯を深めてきた人々とのいっそうの連携をめざす。
 区の補助金、NPO基金をうけることになりましたが、やはり基本は「もくれんの家」自身の資金力をつけること。会費を基本にしながら、事業の社会的意味を訴え、寄付金も集めていこうという考え方も提起されました。
 予算案の細かな内容については、今後の理事会に一任されました。
 その他、保留となっている「高齢者のお茶の会」もできるだけ実現の方向で考えています。
 総会後はなじみの中華料理店で懇親会。会員相互の親睦を深めました。
 2005年度の実績を生かし、2006年度の活動が開始されました。会員の皆様のいっそうのご協力をお願いします。 (茅原(ちはら))
●第4回総会に参加して(会員の感想)

活動の全体を知ることができた−−片寄忍(かたよせしのぶ)
 会員になって3年目にして初めて総会に参加しました。
 私は「ニイハオ・パーティ」とその関係の催(もよお)しに参加していますが、今回の総会で「もくれんの家」全体の活動を知ることができて、とても良い経験ができました。
 特に「移送サービス」は着々と実績を積んでいて、三村(みむら)さん、茅原(ちはら)さんのご苦労には頭が下がります。
 「ニイハオ・パーティ」も毎回10人前後の方が参加してさまざまな交流が始まっており、関係者1人1人の力量の飛躍が要求されていると感じました。
 日常的にかかわれない距離に暮らしている私としては、これからもできることはやっていこうと思います。どうかよろしくお願いいたします。

うれしかった移送サービスの報告−−菊池美智子
 昨年会員になり2度目の総会参加となりました。「もくれんの家」の事業の2本柱の1本、「移送サービス部」について記します。
 「移送サービス部」は三村さん、茅原さんが中心となって利用者に安心して使っていただけるサービスをと苦心され、そして利用者が参加しているという様子。また、活動実績を高く評価していただけるところまで来ているという、うれしい報告を受けました。
 一方で利用者の要望にいつでも応えられるだけの運転ボランティアを確保して運転実績をさらに伸ばす努力をしたいという話しがありました。運転協力ボランティアが不足しているとのこと。千葉に住む運転大好きの私でも杉並までは、と残念な思いをしています。「杉並近辺の方、募集していますよ〜」。
 また、新しいリーフレット「福祉有償運転のご案内」は、まず手に取っていただける、そして読みやすいという、手作りリーフレットでした。あと、この四年間のボランティアの人々と利用者の推移、ボランティア募集も入れていただくと何らかのキッカケになるかもしれないな、と考えました。手作りリーフなら増刷の都度書き換えられますものね。
 来年度の総会の折りには「目標実績年間3000回を到達しました」との報告を聞きたいものです。
●在日韓国人2世・河正雄さん主催の「清里(きよさと)銀河塾」に参加

「もくれんの家」から5人が参加し、親睦と交流を深める−−福田政夫
写真:「清里銀河塾」河正雄(ハジョンウン)さんのお話 5月20日(土)〜21日(日)、八ヶ岳山麓(やつがたけさんろく)の山梨県清里(きよさと)で「清里銀河塾」が開講されました。この塾は、在日韓国人2世・河正雄(ハジョンウン)さん(韓国・光州(クァンジュ)市立美術館名誉館長、朝鮮大学・美術学名誉博士)が開講した私塾で、今回がその第1回目。テーマは「ひびきあう心――浅川兄弟とポール・ラッシュの精神」でした。
 山梨県高根町(清里)出身の浅川伯教(のりたか)(1884〜1964年)と巧(たくみ)(1891〜1931年)兄弟は、日本の朝鮮植民地支配の時代に朝鮮に渡り、生涯をかけて朝鮮の美しい陶器や工芸品を調査・研究し世に知らしめ、それを通して日本と朝鮮との友好・親善をはかろうとした人です。朝鮮の人々から今もなお深く愛され続けています。
 アメリカ人のポール・ラッシュ(1897〜1979年)は、異国の地・清里で農村指導者の訓練のキャンプ「清里寮」(現在はホテル)を拠点にモデル農村センターを建設し、戦後日本の農村復興と清里の開拓に力を尽くした人で、今も地元の人々から深く尊敬されています。
 今回の1泊2日の初講座には、石川県や京都など全国から50人もの塾生が参加、「もくれんの家」からは八木ヶ谷理事長など5人が参加しました。
 初日の講座では、開催にあたって塾長の河さんが「浅川巧もポール・ラッシュも、異国の地で、その国の人を愛し、その国の人たちのために大変な貢献をされた。その先達(せんだつ)の生き方を学び、ひびきあう心をもって朝鮮・韓国、そして世界の人々との交流を深めていこう。これが、この清里銀河塾の精神です」とあいさつ。その後、映像「浅川巧に捧げる鎮魂歌」(山梨放送制作)の鑑賞と、高崎宗司先生(津田塾大学国際関係学科教員)の「浅川兄弟の心」と題する講演がおこなわれました。
 講演ののち、浅川兄弟資料館と浅川兄弟生誕の地を見学し、夜は宿舎「清里寮」でおいしい夕食に舌づつみを打ちながらの懇親会で楽しく交流しました。
 2日目はポール・ラッシュについての講演が映像をまじえておこなわれました。
 第2回目の銀河塾は10月28日(土)〜29日(日)です。皆さん、一緒に参加しませんか。

「杉並塾」は考えられないか−−宮川珠子(たまこ)
 このたび「清里銀河塾」に参加する機会を得ました。それにつけても人の世の縁の不思議さを考えさせられている次第です。
 10年ほど前に中国へ旅行した時に知り合った人から「東大駒場寮でおこなっているニイハオ・パーティに参加してみませんか?」と誘いを受け、そこで楊志強(ヤンツゥチャン)さん(現在、中国・貴州大學教授)と出会いました。駒場寮が壊されたあと、お互い全く連絡がつかなくなっていたのでしたが、突然「現在、阿佐ヶ谷で八木ヶ谷先生にお世話になっています。ここでもニイハオ・パーティをしています。ぜひ八木ヶ谷先生を宮川さんに紹介したいのです」との連絡を受けたのが6年くらい前のことでした。
 八木ヶ谷先生と出会ったことで河さんとつながり、韓国を代表する名バイオリニスト丁讃宇(ジョンチャヌ)さん(杉並区在住)の、すばらしいイムジン河の生の名演奏を間近で聞く機会に出会ったり、韓国友好の旅に参加し、浅川兄弟の出生地まで訪ね、私の大好きな清里寮宿泊、新刊書「祈りの美術」へとつながりました。
 清里寮では朝4時から、鴬(うぐいす)・カッコウに起こされ、ほととぎす・雉(きじ)までが歓迎してくれました。
 21日は「もくれんの家の総会」出席のために清里寮を午前8時には出発。お天気に恵まれ、残雪の輝いている八ヶ岳(やつがたけ)・南アルプス・甲斐(かい)駒・美しい山ふところの町・清里に心を残しながら、中央道を、キンコン・キンコンと伴奏入りの福田さんの安全運転(時々、時速100qを越えると鳴る警笛音)で無事、総会に間に合った次第でした。
 すばらしい生き神様のような八木ヶ谷先生の存在を考えるにつけ、この方にもっともっと活躍してもらわないというのは後世に悔いを残すことになるのではないかな?「杉並塾」とか「お伊勢の森塾」とか考えられないかな?――と考えさせられたことでした。
 秋にもまた銀河塾が催(もよお)されるそうで、今度はぜひ最後まで心ゆくまで受講できますよう今から楽しみにしている私です。

あなたもニイハオ・パーティ(国際交流会)で新しい文化と出会ってみませんか?

 6月のパーティは爽やかな参加者を迎えることができました。彼の名は嚴兄(オムヒョン)、愛称ヒョン君。韓国からの留学生で現在日本大学芸術学部4年生。ドキュメンタリー制作に情熱を燃やす青年です。
 来日当初からつい最近まで学費と生活費のためのアルバイトに明け暮れていたことや日韓交流について、またドキュメンタリーの魅力について、流ちょうな日本語で語ってくれました。
 今年優秀ぶりが認められて多額な奨学金を取得できるようになったとのこと。それまでは土・日に自由になる時間など全くなかったと言います。「仕送りをしてもらっている裕福な留学生もいますが、彼らは時間を大切にしません。いくらでも勉強できるはずなのに何もしない。かえって自分を見失ってしまう人が多いんです」
 「おばあちゃん子」で八木ヶ谷代表等大先輩に対する気配りも細やか。それを褒められると「あたりまえのことをして褒(ほ)められるのは変ですよ」と顔を赤らめました。来日直後にホームステイし、彼を暖かく受け入れてくれた焼津(やいず)の一家をドキュメンタリーに収めたいと熱く語ってくれました(角取(かとり))。
●移送サービス部は、確実な配車と安全運転のために月1回のスタッフ・ミーティングをおこなっています

 移送サービス部では毎月第1木曜日に運転協力員とコーディネーターのミーティングをおこない、1ヶ月の運行スケジュールを確認しています。
 1ヶ月間の活動の中で起こった問題点を検討し、反省し、改善していくために必要な活動です。
 運転協力員や利用者の皆さんの意見、また、起こった問題(トラブルなど)について検討し、よりよい活動のあり方を考えています。また、安全確保のためにはどうすればよいのかも大きな課題です。安全運転こそが最大のサービスであることを全員で確認しています。
 年齢が高くなってくると、どうしても若い人に比べれば判断力が低下してくるのはやむをえないことですが、経験と技術でそのハンディを補っていくことが出来ると考えています。
 今後とも安全で、安心なサービスを提供していきたいと思いますので、利用者の皆さん、運転協力員の皆さんのなおいっそうのご協力をお願いいたします。(三村)
◆7月のニイハオ・パーティのお知らせ

●ニイハオ・パーティは毎月第2土曜日におこなっています。7月は8日(土)です。この日は特別に、在日韓国人2世の河正雄(ハジョンウン)さんを招いて、5月におこなわれた、河さんが塾長をつとめる「清里銀河塾」の報告会をおこないます。ご参加ください。
 ※会場が以下の場所に変更になっています!
●ところ 井草地域区民センター(杉並区下井草5-7-22)
●時間 午後4時〜
●会場費は 500円です

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